アングラなダイエット「怖い話」:こんな痩せ方はNG!

「簡単だから」「すぐに痩せられるから」「芸能人やモデルがやっているから」 そんな甘い言葉で、軽い気持ちで始めたダイエットが最悪の状況に・・・

アングラダイエットその1. ―利尿剤―

余分な水分を尿として排泄!体の中からスッキリ?

いえいえ・・・。健康な人間が服用すると水分不足で血液はドロドロ、ミネラルバランスも崩れ、ひどい時は脳血栓の危険性も・・・

利尿剤って?
体内の体液の量や濃度を調節し、余分な水分を尿として排泄するのが肝臓の役目。 しかし、病気によってその肝機能がうまく働かず、余分な水分を身体の外に出せない人の為に、人工的に尿を排泄させるのが利尿剤です。 肝機能が健全な人間が服用するという事は「捨てなくても良い物を捨てている」事と同じ。
利尿剤でのダイエット※利尿剤は医師の処方箋が必要な薬です
とても単純です。利尿剤を飲んで体中の水分を「尿」として体外に排出するだけ。 もともと人間は60%が水分。通常時よりも多量の尿が排出されて2、3kgは落ちるとか。 しかし、ヘルスメーターの目盛りを減らしているのはあくまでも「水分」。 「脂肪」は全く減っていませんから、水を飲めばすぐ元に戻ります。 さらに、健康な人間が利尿剤を利用して強制的に尿を排出しても、身体に必要な成分までもが一緒に流されてしまいます。サウナ・入浴、スポーツなど流す汗や、自然に排出する尿ではないので「デトックス」効果もありません。
利尿剤の副作用
利尿剤の服用は日本国内において医師の処方と服用時の指導、服用後の検査が必要であり、特定の病気を持つ人のみが必要とされる薬です。 知識のない健康な人間が独断で服用する薬ではありません。 服用を続けていると、以下のような副作用が出てきます。 利尿剤は、水分以外にナトリウムやカリウムに含まれる電解質も流しだしてしまいます。
■水分や電解質が足りなくなると…
  • ・全身の倦怠感(だるくなる)
  • ・筋力の低下
  • ・痙攣
  • ・手足のしびれ
  • ・知覚異常 等
■最終的には・・・

「水分・電解質不足に慣れた身体は危険信号が麻痺し、死に至ります」

過度の服用により最初は「水・電解質が足りない!」という身体からの危険信号が出されますが、その『悪状況』が長く続くと、そのうちそれに慣れてしまい、徐々に危険信号は麻痺し始めます。
そして、最悪の事態では死に至ります。

【注意】
上記は利尿剤自体の危険性を示唆するものではありません。
利尿剤は肝機能等に障害がある方に使用する薬であり、服用する際には医師の処方・服用時の指導・服用後の検査が必要となります。利尿剤は痩身を目的としたものに使用する薬物ではありません。

アングラダイエットその2. ―下剤―

食べた物は吸収する前にすぐに出す!便秘も解消されて肌もキレイに?

2錠が5錠に、5錠が10錠に・・・。下剤の乱用は効果を薄くし服用量を増やします。
胃腸にも負担がかかって、気が付けばお腹の周りはブヨブヨに・・・なんて事も。

下剤の効果って??
女性ならお世話になった人も少なくはない下剤。その種類も、便に水分を増加させて排泄を容易にするもの、腸に刺激を与えるもの、自律神経に働きかけるものと種類は様々。
下剤を服用する事によって宿便(腸内に溜まった便)の排泄を人工的に促すわけですが、 これも利尿剤と同じく便秘でもない人には必要のない薬です。
下剤でのダイエット※薬の種類によっては医師の処方が必要なものもあります
食後に下剤を飲んで、腸内で食物の栄養素が吸収する前に排泄をするという、とても単純なやり方です。排泄後は確かに体重は軽くなりますが利尿剤同様、脂肪が減少しているわけではありません。しかも、排泄された中のカロリーは食べた物の総カロリーの約1割程度程。さらに水分も一緒に排泄されるので脱水症状を引き起こす原因にもなります。
下剤乱用の副作用
下剤は一部を除いて、薬局やドラッグストアなどで手軽に手に入る薬です。
その為、最初は軽い気持ちで服用していたのが、いつの間に「服用しないと落ち着かない」という悪い習慣が生まれ、それが「乱用」を引き起こします。
乱用を続けると以下のような症状が出てきます。
■下剤の乱用を続けると・・・
・規定の服用量を大幅に超えた数を飲まなければ効果が出ない

最初に規定の2錠で効果が出ていたのに、最終的に30錠飲まないと便が出ないというような状況に陥ります。

・全身の倦怠感(だるさ)、筋力の低下、不整脈

胃液や腸の中にあるカリウムが下剤の乱用により多量に失われます。神経や筋肉収縮の働きを保つカリウムが不足する事で身体に異常をきたします。

・便意が起こらなくなる

腸内のバクテリアは下剤の乱用によって強制的に排出された便と一緒に流されてしまいます。そのため、自然な便意が起こらなくなり、また下剤を服用しなければならないという悪循環を引き起こします。

■最終的には・・・
「肛門の収縮ができずオムツの生活。カリウムが多量に失われ最悪は心臓麻痺に」

下剤乱用は「力む」という事をしなくなります。その為、肛門の収縮ができなくなりオムツをつけて生活、腹筋もなくなりお腹周りはブヨブヨに、という事態も起こりえます。さらに、 カリウムの減少が続くと不整脈、最悪の事態では心臓麻痺を起こす可能性もあります。

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